2021/04/06
テレワークを推奨する企業が増え、在宅ワークを続けている事により、身体の不調を訴える人が急増しています。特に、在宅勤務を始めた7割以上の方が『肩の痛み』や『腰痛』の深刻化に悩まされているというデータも出ています。
自宅ではオフィスと違い仕事をする環境が整っているとは言えず、身体が疲れやすい状況になっている方も多くいます。また、時間のコントロールがうまくいかずに仕事をしてしまい、気が付いたら時間が過ぎてしまっていた為、『休憩をとらずに液晶を見続けていた』『長時間同じ姿勢をしている』『運動不足』など、気づかないうちに体を酷使してしまっています。
では、肩こりはどのようにして起こり、何が原因となっているのかを説明していきます。 肩こりの原因は大きく分けると3つあります。
重たい頭を首だけで支えている
そもそも人間の頭の重さはどの位かご存知ですか? 人間の頭の重さは約4kgと言われています。その重さが首を15度下に向けるだけで12kgとなり45度傾けると22kgもの負荷になってしまいます。
現代社会ではスマートフォンやPCの需要が大きくなり長時間の同じ姿勢を保つことが多くなっています。 長時間、首を傾けた姿勢をとり続けることは首から肩につながる筋肉や首の前側につながる筋肉の硬直を誘発し結果として肩こりが重傷化してしまいます。
肩こりや首周りの筋肉が凝り固まってしまうと頭や腕への血流量が低下し、頭痛や痺れ、目の疲れやすさへとつながっていきます。
また、集中力の観点からも長時間の作業を行うよりも適度な休憩や体のケアをしてあげる方が作業効率も上がります。
慣れないテレワークにてなかなか休憩時間のとり方がうまくいかない方は、マッサージにて一度体をリセットしてあげることもおすすめです。
腕が肩からぶら下がっている
肩関節とは肩甲骨と関節する上腕骨にて構成されている部位の事です。 身体にある関節の内、唯一、骨がぶら下がっている構造をしている為、肩甲骨や首の周囲から腕とを繋ぐ筋肉により腕を吊り下げている状態になっています。
腕の重さは体重の約12%を占め、寝ている時を除いては常に6kg以上の物を持ち上げ続けて生活をしている状態です。 肩周りの筋肉は常に腕の重みにより大きな負荷を得ているため、筋肉自身が疲労しやすくなってしまったり、スマートフォンやPC作業により筋肉が一方向に長時間引っ張られることによって神経や血管を圧迫してしまい秘湯回復がしがたい状態になってしまうのです。
適度な休憩や筋肉の定期的な緩和により疲労を回復しやすい体を作ってあげる事が肩こりや肩の痛みになりにくくするためには大事になります。巻肩が猫背を作る